私たちは12年前から数々のスポーツイベントを開催してきました。回数にすると40回以上。我ながら「40回もよくやってきたな」と思います。
それぞれの大会には、毎回「企画期間」があり、「エントリー期間」があり、「開催1ヶ月前」があり、「開催前日」があり、そして「開催当日」があります。どのタイミングにおいてもハラハラしながら毎日を過ごしてきました。
また、「晴天」を願い、「参加者の無事」を願い、「協力者の無事」を願い、「皆さんの感動」を願い、「地域の活性化」を願い、「イベント開催の持続可能性」を願い…。そして、一つのイベントが終われば、次のイベントのことを考えて…と、神経をすり減らしながら取り組んでいます。
回数を重ねても挑戦は止まりません
いつのことだったか、スタッフとの冗談話で「もう人の一生分ぐらい心配事を抱えて乗り越えてきたかもよ!命が絶えても悔いはないな!」なんてバカ話をしたことがあった。しかし、ありがたいことにまだまだ私は元気!スタッフや地元の方々、そして参加者の皆さんに支えられて、今もイベントの開催に毎日奮闘している。健康体で産んでくれた両親に感謝です。
12年間で40回以上も開催しているとノウハウが貯まる反面、マンネリ化しそうにもなりますが、まだまだここから、新たな挑戦(実験)を始めます。
これまでは、「若狭の恵まれた地形・自然を活用して、普段からスポーツをされている方々にこの地を舞台に思う存分楽しんでいただきたい!そしてその結果として、参加者には若狭のことを知っていただき、好きになっていただきたい」という思いでイベントを開催してきました。
また、地元に対しては「その結果として経済効果を生みたい。また、連携することで新たな感動を生み出せることを体感していただきたい。自然の豊かさ、ありがたさを実感していただきたい」という思いがありました。
そこに、もう一つ挑戦(実験)することを考えました。
それは、「スポーツ好き」の方々にお集まりいただくことは前提となりますが、その「スポーツ好き」の中でも、特に「人との交流・関わりを好んでいる人(=人間好き)」の方々に集まっていただけるようなイベントにしようと考えたのです。
今は全国で大小さまざまなスポーツイベントが行われており、参加者の皆さまはそれぞれの目的にあったイベントを選んでエントリーされていることと思います。そんな中で、私たちのイベントには「人間臭さ」を楽しみたい方に集まっていただきたい。そして、地域と参加者とがつながり、命絶えるまで「人間臭さ」の部分でお付き合いをさせていただきたい!と考えたのです。
サイクリングイベントの前日祭で「のど自慢大会」!?
その方向性を体現する一例として、2025年の「若狭路センチュリーライド」の前日祭では、エントリー者が参加可能なのど自慢大会」を開催しようと考えています。
エントリー者の中で、「サイクリングはもちろん楽しむけれど、歌を通じて、素の自分で交流も楽しみたい!」と思われる方々に楽しんでいただける内容を考えました。その中で、私ももちろん歌わせていただきます!これからは、お迎えする私たちもすべてをさらけ出していこうと考えています。そして、この方向性に共感いただける方のご参加、あるいは観覧して楽しんでいただけれることを強く願っています。
「きっかけはスポーツだったとしても、最終的な目的は人と人としてのお付き合い」。こんな挑戦(実験)を進めてまいります。どうなることか?当日の盛り上がりは分かりませんが、この挑戦にご興味をお持ちになられた方、ぜひ、のど自慢当日に会場へ遊びに来てください。実験現場の雰囲気をライブで楽しみましょう!
とにかく私は踊りながら歌えるように練習します!応援、大笑い、よろしくお願いいたします。お願いですから、しらけた雰囲気にだけにはしないでくださいね。
(代表理事 田辺一彦)