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分かってるんです。分かっているんです

よく、「親孝行、したい時には親はなし」と言われますが、そのことを実感しています。※ありがたいことに私の両親は元気ですので、親以外のことですが

私も54歳。この歳になると、若い頃にお世話になった方々はそれなりの年齢となり、「あの方が亡くなったわ…」と耳にすることが多くなってきました。私が20代、30代で右も左もまだまだ分からないのに、分かったような生意気なことを言っていた頃に、叱咤激励してくれたありがたい方々が他界してしまうのです。その当時は腹が立った相手だったりもするのですが、やはり思うところがあります。

「命あるものいつかは絶える」。もちろん分かっています。「不老不死」の薬が欲しいわけではありません。ただ、お世話になった方々に、皆さんがご存命のうちに「お世話になった事柄に対して結果を出して、お礼を伝えたい」のです。

これがなかなか達成できず、悔しく思うことが多くなってきているのです。悔しくて「私はいったい何をしてきたのだろう」と自分の力、能力のなさを責めることもあります。

急に結果が出るものではないことも十分承知しているのですが、急ぎたい、結果を出してお礼を伝えたい。叱咤激励してくださった皆さんと笑顔で握手を交わしたい。その思いが強くなっています。

だからこそ、「落ち着いて、確実に、一歩ずつ」前進するしかないんですよね。

分かってるんです。分かってるんです。

分かっております。

(代表理事 田辺一彦)

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