ブログ

古道を歩くおじさん、のはなし

私の好きなことの一つに「古道の散策」があります。地図上に示された「昔はあったであろう道を記す線」を頼りに、山の中へ入っていくことが好きなんです。「古道」といっても「熊野古道」のように立派な古道ではないんですけどね。

私のこの趣味があったから、当団体が主催する「若狭路トレイルラン」や「あそぼーやのトレッキングツアー」にもつながった…ということも無きにしも非ずなのですが、とにかく楽しくて一人でも山の中に入っていってしまうので、周りの人たちに注意されたり、困らせてしまったりもしています。

魅力を感じる点としては、
■現在の人が立ち入ってない道を知ること
■「古の方々が何を思い、どのような服装で、どのように歩いていたのか?」を想像したり推測すること
■「どのような人たちが、どのような気持ちで、どのような作業工程を経て道を作り上げていったのか?」を創造したり推測すること
などがあります。

実際に山の中を歩いていると、村からこんなに離れた所に「どうやってこんな資材を運んで、どうやって作業したのよ?!」と思わずにはいられない光景があったり、現在の技術を駆使しても、「なかなかこの場所にこんな石積みは出できないよ!」と感心してしまうところがあったり、「何をもってこのようなルートにしたの?」といった不思議を感じるところがたくさんあったりして、まったく飽きないんですよ。

よくよく考えると、私の散策は「古道を歩き、景色を楽しむ」といったものではなく、「古道を歩き、昔を創造して、ニヤニヤする」ことなのです。客観的にみると、おじさんがニヤニヤしながら一人で古道を歩いている、ってことになるんです……あは、変態!!でも、それくらい面白いのですから、仕方がありませんね!

さて、ここで募集です。そんな私と一緒に、ニヤニヤしながら古道を歩いてくれる人、いませんか?心よりお待ちしております(笑)

(代表理事 田辺一彦)

関連記事

RETURN TOP