私の住む若狭町海山地区においては、8年ぶりとなる宇波西神社への「王の舞 奉納」が行われました。おかげさまで、無事に終えることができました。ありがとうございました。
以前のブログでもお伝えさせていただいた通り、今後の持続可能性を考えると、悩ましいところも多々あるのですが、やはり、お金では買うことのできない貴重な「価値」を感じ、とても気持ちの良いものでした。この地に生まれた「誇り」、私自身の「存在意義」、この地とともに生きている「共生感」、地域の人達との無言の「信頼感」など、いろいろな感覚に包まれ、非常に幸せな時間でした。「この地に生まれて良かった!」と思える時間でした。


確かに、当日を迎えるまでにはそれ相応の時間、気持ち、お金を使い、何のリターンもなく、経済面での生産性はまったく感じられない活動ではあります。ただ、それであっても他ではなかなか感じることのできない人間関係の大切さ、地域の協調性や信頼性、肯定性を肌で感じる時間となりました。
練習のときにはグダグダと文句を言っていても、当日には影で支える行動をとる者や、海山を離れて生活していても、その日だけは助けに帰ってきてくれる人がいたり、仕事で出席できないと言いつつも、早退して祭りに駆けつける人がいたり…と、なんだかんだ言いながら、みんなこの集落、この祭り、この仲間が大切なんだと感じさせてもらえる機会でした。
集落のみなさん、本当にありがとうございました。
私は幸せでした。今後も末永く、よろしくお願いいたします。
※当日は笛を吹くのが精一杯で、メインの写真は撮影することができませんでした。ごめんなさい。おかげさまで、笛を吹きすぎて倒れそうになりました(笑)
(代表理事 田辺一彦)