この地域では、近くの川に「町内のご家庭で昔は使用していたが、現在は使わなくなった鯉のぼり」を集めて吊るすことが毎年の行事として定着していました。集めてみるとなかなかの数になり、鯉のぼりたちも、みんなで泳いで何だか楽しそうなのですが、今年は「鯉のぼり」ならぬ「鰻のぼり」が登場しました!

これは、『50年プロジェクト』のメンバーでもある、うなぎ屋を経営しているT君も属す、新たに立ち上がった「若狭鳥浜鰻会」で企画・購入したようです。非常に面白い!こんなノリ、私大好き!!ワクワクします。
三方五湖には「コイ」も生息していますが、「ウナギ」も生息していて…「フナ」も「ハゼ」も「シラウオ」も「ボラ」も「スズキ」も「サヨリ」も…。
そうですよね、なんで「鯉」だけだと思い込んでいたのでしょう。
もちろんそれは、いろいろな言い伝えから、「男の子の健康や出世を願う行事=鯉のぼり」になっていたのだと思いますが、何も「鯉」だけでなくてもいい!この地の住民が、この地を誇りに思い、この地に生きる物を使ったって全然問題ないわけです!逆にその方が自然なカタチとも言えます。
固定観念って怖いですね。常に純粋に、素直に物事をとらえ、考えないといけないなと良い勉強になりました。
来年以降は、いろいろな「〇〇のぼり」がお目見えするかもです。
日本全国、「ご当地のぼり」があって良いんですよ。楽しいやん、その方が。
「ほっほっぉ!この土地は〇〇のぼりが主流なんだね!やっぱりこの土地を代表するものとして、昔から〇〇が有名だからね!!」みたいな会話ができると面白いやん!なんて、コイとウナギが並んで泳ぐ姿を見ながら思いました。
(代表理事 田辺一彦)
