以前のブログ「地域人材の隠れた「持ち味」を発掘して活かす喜び」で少し紹介させていただいたお話の続きです。
わずか24軒ほどしか家がない私の住む集落に、「音楽・音響分野」で専門的な技術・ノウハウ・知識を習得しているT氏が暮らしています。弊社の運営する「若狭町観光船レイククルーズ」の甲板員として活躍していただくと同時に、船内の音響やアナウンスでもお世話になり、季節や催事ごとに変化するアナウンス放送に力を入れていもらっています。
従来のレイククルーズは、あらかじめ録音した定型の内容を船内アナウンスしていただけでしたが、弊社が運営することになってからは、「梅収穫」「野鳥」「年縞」「バラ園」「お祭り」…と、その時にあった内容をお伝えすることで、乗船される皆さんに、よりリアルな情報をお伝えすることができるようになってきています。
地域の魅力を伝える「ガイド」の存在を重視している弊社としては、ガイドスタッフが乗船してお客様との掛け合いを楽しみながら案内・運航できることが理想的なのですが、経営者からすると現在の人手不足と人件費高騰は大きな課題でして、この理想と現実のギャップを埋めてくれるこのサービスは、願ってもないものとして重宝しています。
そのT氏のご自宅にお邪魔してきました。
そうしましたら、見るからに立派な機材(私にはわかりませんが)がズラリ!そしてそして、自分で作った!と言う、録音用のスタジオがあるではないですか!!防音設備を踏まえたスタジオを自分の家のひと間に、自分で作ってしまうなんて、なかなかの「変態」を見つけてしまったぞ、と感動してしまいました!


この自作のスタジオで録音しているようなのですが、聞くところによると、三方五湖沿いのこの田舎に関西の地下アイドルたちも録音に来られるとか。ビックリです。
私もスタジオで少々お話させていただきましたが、お話している風景もモニターに映し出されていて、なんだか恥ずかしい…でも、なんだか嬉しい(笑)
「なんちゃって声優、なんちゃって歌手になりたい方」ご連絡をお待ちしております!とっておきの録音が楽しめますよ!
こんなことができる場所が、この田舎にあるなんて、人って「やるぞ!」と決めたら、何だってしてしまうんだな。やる気次第!素晴らしい!!
やはり「変態」って面白いなー!サイコーです!!
(代表理事 田辺一彦)
