昨年、水月湖で11年ぶりとなる「年縞(ねんこう)」の掘削が行われ、観光船レイククルーズのオリジナルツアーも大いに盛り上がりました。
あの感動から「一周年」を迎える今秋、さらにパワーアップした『リアル年縞クルーズ』を計画しています!

今回の目玉は、やはり年縞博物館の学芸員さんによるリアル解説なのですが、プチ実験として「湖底の秘密を科学する『硫化水素』体験実験」を開催しようと考えています。
みんなで覚悟を決めて(笑)ニオイを嗅いでみよう!
水月湖の年縞が、なぜ奇跡的な美しさで残ったのか?その理由は、湖底に酸素が全くなく「生き物がいない」から。その秘密の鍵を握るのが、湖底に深く眠る「硫化水素」なのです。
「だったら、その湖底の水を実際に汲み上げて、みんなでニオイを嗅いでみよう!」 そんな、地球の神秘(と、ちょっとクセのある衝撃?)を五感で体感する、特別実験を企んでいるのです。
そこで登場するのが、写真にある今回の「特別兵器」です!!ええ、みなさんの言いたいことはよく分かります。 「なんて原始的なんだ…!」と。

実はこれ、地域の知恵袋マイスター(私の85歳になる父)に相談したところ、「昔はこうやって湖底の水を採ったもんだ!」という話になり、急遽できあがった特製装置なのです。
メインの材料は、なんと「一升瓶」。 仕組みはいたってシンプルです。
一升瓶にしっかり栓をして、下部におもりを装着。
紐をつけて、水月湖のディープな世界(水深約6メートル)へと落としていく。
目的の深さに達したところで、栓に繋がった紐を「クンッ!」と引っ張って栓を抜く!
すると、その深さの湖底水が自ずと一升瓶に吸い込まれる!
どうですか、この無駄のないロジック。現代のハイテク機器にも負けない、「確実に成功する」昭和の知恵が詰まった世紀の発明です。
この精密(?)な装置を使って湖底の水を採取し、ツアーではみなさんに少しだけ香りを嗅いでいただこうと思っています。相当臭いので、全員の顔がよじれること間違いなし!
今から本番が楽しみで仕方がありません。秋のレイククルーズ、ぜひ五感を研ぎ澄ませて(覚悟を決めて)お越しください!
(代表理事 田辺一彦)