三方五湖には複数の漁業組合が存在し活動しています。
「漁業組合員でないと、その区域での漁を許されない」というのが表立って知られていることですが、実は漁業組合の任務はそれだけではなく、「その漁業区域の自然環境を管理すること」や、「魚種を守ること」など、多岐にわたります。
先日は湖沿いで行っている『鮒の稚魚養殖所の整備』に行ってきました。ここでは、春に鮒の卵を孵化させ、秋までこの養殖所で5cmほどまで育てた後に、すぐ側の湖に1~2万匹を放流するのです。それから3年ほど経ち、その鮒が大きくなった頃に漁師さんによって捕獲され、人間の生きる力になるのです。まさに循環。素晴らしい。


その日は、その稚魚たちが鳥類に捕食されないようにするためにネットを張る作業をしました。私は今回、父に代わって初参加。良い天気の中、すぐ側の湖では地元高校のボート部の生徒たちが汗を流し、湖岸では漁業組合員のおっさんたちが稚魚を養殖するために汗を流す。なかなか感慨深い光景に気分が良くなりました。
こんな活動を、今後も進めたいな。いい循環です。年代を超え、それぞれが三方五湖との関係をもち、それぞれの目的を達成するために理解し合い、共生する。
まさに縄文人たちが大切にしてきた「循環と共生」。ここに成り立っているのです。
(代表理事 田辺一彦)
