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経験を積んで生きていく魚と私(1)

「自然に大の字あそぼーや」のメインツアーである「カヤックツアー」が繁忙期を迎えています。54歳になる私も、誰よりも張り切ってガイドをさせていただき、皆と一緒に2025年の夏を満喫させていただいています。

そのツアーは、カヤックでプライベートビーチへと参加者の皆さんをお連れして、4メートルの岩からの飛び込みを楽しんだり、スノーケルをつけて海中を覗いてもらったり、海岸線できれいな石を集めてもらったり、いろいろな楽しい時間を過ごしていただくのですが、一番人気の遊びは、水中を覗きながら行う「水中フィッシング」なんです。

今の時代において、かまぼこ板にくくりつけられた筋とオモリと針だけでできた「手づくりの釣りセット」で楽しむのですが、これがおもしろい!何がおもしろいって、普通の釣りでは見ることのできない「魚が餌に食いつく瞬間」を見られるのです!
 
水の中に針に付けた餌を落とすと、まず、口の小さな魚が餌に群がります。ところが口が小さすぎて餌を飲み込めません。そうすると、その餌に群がるお祭り騒ぎに根魚のカサゴやキジハタが反応します。まさに「何があるのよ?」って感じで寄ってくるのです。そして、大きな口を持った根魚がガブッと餌に食いつきます。で、見事に釣り上げるって感じです。

この時点でも十分におもしろいのですが、ここから深堀りするともっと興味深い魚の生態が見えてきます。

・警戒心の旺盛な魚はなかなか釣れない(反応しない)→大きく成長できる
・警戒心の薄い魚はすぐに釣れる(反応してしまう)→大きくなるまでに釣り上げられる

よって…現時点で大きな魚は警戒心が強いのでなかなか釣れない(口の前に餌を垂らしても食い付かない)

ということなのです。ですので、大きな魚を釣り上げようと思ったら、より高度な知恵比べが必要となります。あらためて考えると、当たり前の話なのですが実に奥深いんです。

この辺を考えながら釣りを楽しむと、時間がどれだけあっても足りなくなります。子どもたちも、この時間はスマホをかまぼこ板に持ち替えて、夢中になって楽しんでいます!

「水中フィッシング」という奥が深い遊び!地元の子どもたちでも経験したことがない子もたくさんいると思うので、ぜひ体験してもらいたいですね。

(代表理事 田辺一彦)

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