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地域に根づく文化がすでにSDGs

晴天のある日、「若狭50年プロジェクト」のメンバーである三方湖の漁師からスマホに連絡がありました。

彼:「おう!鮒(フナ)食べるか!?」
私:(突然のことで言葉に詰まりながら)「おう、食べるけど、…どうした?」
彼:「家の前におるんや、鮒やるさけ、出てきて」
私:「お、おう。」

玄関を出ると、軽トラの荷台の水槽に20匹ほどの鮒が泳いでいます。そして彼は、その前に満面の笑みを浮かべながら仁王立ち。

彼:「よーけ捕れたんや、どんだけほしい?いるだけ置いてくわ!」

この時期の三方五湖の鮒は、刺し身にしても煮付けにしても絶品!
昔から、この地域の神事には欠かせない料理「刺し身」「煮付け」「味噌汁」にと、親しんできただけあり、この地域の人はみんな鮒が大好きなんです。

他の地域からお越しのお客様にも「ここの鮒や鯉はクセがなくて本当においしいよ」と喜ばれています。ありがたい!

自然の恵みを捕ってきた漁師さんは、たくさん捕れた時には知人にお裾分け。
分けていただいた者は、その「漁師さんの心」と「恵まれた自然」に感謝。
そして食べたらとても美味しくて、胃袋が幸せ。
「さあ、やるぞ!」と身体中に力が湧いてくる。

自然と共に生きてきたこの地域に根付く昔からの「当たり前」の生き方が、立派にSDGsを実践しているんですね。

「人と人との繋がり」「心への感謝」「自然への感謝」…これが失われつつある現代、世界中で「SDGs!SDGs!」って頑張っていいますが、原因は皆さんのとても近いところにあるんだけどな。

(代表理事 田辺一彦)

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