先日、ひょんなことから、京都で若狭出身の青年にお会いしました。
お話をお聞きすると、地元(若狭)で老舗のうなぎ屋を営んでいる店の次男さんで、地元の高校(私の母校)の食物科を卒業し、京都の老舗で15年弱、修行をしていたようです。修行中、その老舗(ミシュラン一つ星)では歴代での最年少料理長になり大活躍。そして3年前に独立し、京都の上京区紙屋川町に店を構えているそうです。立派です。
お話をさせていただきましたが、穏やかな話口調の中で、流暢な京都弁?を使い、聞いている人がいつまでも聞き入ってしまいそうな落ち着いた雰囲気。このお話の手法も調理長には必要なことなのだろうと感じました。
経営状況をお聞きすると、「スタート時はコロナ禍で少々苦戦しましたが、3年経って落ち着いてきました」と落ち着いてお話される姿に、安堵も感じました。
同じ経営者として気になるところとして、「お店の規模」「従業員数」「家族構成」「家賃」「将来の夢」などを、正におっさん感覚の私が、遠慮もせずにお聞きさせていただきましたが、淡々と答えていただき、とても好感が持てる青年でしたし、決して楽ではない現状を何とかしようともがいている姿に共感を覚えました。
印象に残ったことは「常に実家のうなぎ屋を意識しながら生きている」といったことでした。何かことがあれば、いつでも実家の力になれるような状況と環境で今と未来を考えている「実家思い」「家族思い」の彼の姿に感動しました。自分も家族を持ちながら京都で勝負しつつも、常に実家の状況を気にかけているなんて…なかなかいないですよ、こんな青年は。本当に素晴らしい!
こんな青年に育て上げた実家の環境も素晴らしいと感じると同時に、このような青年が育つ土台となった、若狭町に関しても誇りに感じました。
ぜひとも今後もいろいろと一緒に考えていきたい、感じさせていただきたい、一緒に地元を考えさせていただきたいと強く思いました。
まだまだ、やれることはたくさんあるし、やらないといけないこともたくさんある。もっともっと多くの人とつながって、刺激をもらい、命一杯生きていきたい。
温かい勇気をいただいた京都での出会いでした。
(代表理事 田辺一彦)
